ディレクション・デイリー・ゴールド・マイナーズ・ベア2倍(DUST)の特徴と保有期間リターン

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3. ETF・投資信託活用

金鉱株に投資して、より高いリターンを期待したい時に、レバレッジETFを利用すると効果的かもしれません。ここではレバレッジETF「ディレクション・デイリー・ゴールド・マイナーズ・ベア2倍(Direxion Daily Gold Miners Index Bear 2X Shares)(ティッカー:DUST)」を紹介します。

https://www.direxion.com/product/daily-gold-miners-bull-bear-2x-etfs

ディレクション・デイリー・ゴールド・ベア2倍は「NYSE Arca Gold Miners Index」の毎日のパフォーマンスと逆向きに、2倍の値動きをするように設計されたレバレッジETFです。そのため、金鉱株インデックスが値上がりするとDUSTは値下がりし、逆に金鉱株インデックスが値下がりするとDUSTは値上がりします

DUSTにはもともとは3倍のレバレッジがかかっていましたが、2020年3月のコロナショック以降は2倍のレバレッジに抑えられました。

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基本的な特徴

DUSTの特徴(2020年8月15日時点)
正式名称Direxion Daily Gold Miners Index Bear 2X Shares
(ディレクション・デイリー・ゴールド・マイナーズ・インデックス・ベア2倍)
ティッカーDUST
経費率1.07%
配当利回り7.40%
配当月12月
投資対象金鉱株
ベンチマーク Gold Miners Index
(GDMNTR)
価格19.11(記事執筆時)
最新の価格は→ヤフーファイナンス

長期チャート

以下はDUSTの長期チャートです。DUSTは長期的に減価してしまっています。

ディレクション・デイリー・ゴールド・ベア2倍の長期チャート

ディレクション・デイリー・ゴールド・ベア2倍の長期チャート(対数表示)

DUSTのパフォーマンスがさえない理由は2つあります

★DUSTのパフォーマンスがさえない理由

  • 日々のリバランスで減価してしまった(レバレッジETF特有の問題)
  • ここ数年の金鉱株は上昇トレンドである(ベアETFは値下がりする)

レバレッジ型ETFは「上がったら買い、下がったら売る」という順ばり戦略を自動的に実践している。順ばり戦略は株価が一本調子に動くときは有効だ。(中略)

現実には株価が一本調子で動くことは希で、普通は上下動を繰り返しながら推移する。そのため「上がったら買い、下がったら売る」という投資行動は結果的に「下手な売買」になりがちだ。

出典:レバレッジ型ETFの落とし穴 | ニッセイ基礎研究所

保有期間リターン

DUSTの保有期間リターンを求めてみました。

ディレクション・デイリー・ゴールド・ベア2倍の保有期間リターン

DUSTを1年間保有した時の最大リターンは+250%で、大きなリターンを期待できます。DUSTはベアETFですので、ゴールドの相場が崩れるタイミングで大きなリターンを生みます(例えば2013年など)。

一方でDUSTのリターン中央値は-30~-50%で、運用年数によらず常にマイナスです。過去のチャートの影響から、2年ほど保有しても+100%のリターンを得ることはできましたが、基本的には長く保有するほど期待利益は減ってしまいます。

DUSTの保有期間をもっと短くしたときの期待利回りも求めてみました。

DUSTの保有期間リターン(投資額のx倍。1以下は元本割れ)
保有日数中央値最大値最小値
1日0.9991.4530.532
3日0.9991.9590.307
5日0.9922.8650.379
10日0.9801.9790.197
20日0.9702.3190.112

DUSTを1日保有した時点で、期待できる利回りの中央値はマイナスです。高いリターンは期待できるものの、基本は負ける勝負だと個人的には感じます。

ゴールドが崩れる時に

政治的な理由からゴールドが売られると予想される時にDUSTを買うとよさそうですね。経済ニュースと市況をうまく絡めながら使わないと、単なるギャンブルになりそうです。

金鉱株を買ったときに少量だけDUSTを買うと、値下がり時のヘッジになるかもしれません。