ディレクション・デイリー・ゴールド・マイナーズ・ブル2倍(NUGT)の特徴と保有期間リターン

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3. ETF・投資信託活用

金鉱株に投資して、より高いリターンを期待したい時に、レバレッジETFを利用すると効果的かもしれません。金鉱株のレバレッジETFと言えば「ディレクション・デイリー・ゴールド・マイナーズ・インデックス・ブル2倍(Direxion Daily Gold Miners Index Bull 2X Shares)(ティッカー:NUGT)」。ですが、「このETF本当に儲かるんかな?」ってお話。

https://www.direxion.com/product/daily-gold-miners-bull-bear-2x-etfs

ディレクション・デイリー・ゴールド・ブル2倍は「NYSE Arca Gold Miners Index」の毎日のパフォーマンスの2倍の値動きをするように設計されたレバレッジETFです。もともとは3倍のレバレッジがかかっていましたが、2020年3月のコロナショック以降は2倍のレバレッジに抑えられました。

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基本的な特徴

NUGTの特徴(2020年8月15日時点)
正式名称Direxion Daily Gold Miners Index Bull 2X Shares
(ディレクション・デイリー・ゴールド・マイナーズ・インデックス・ブル2倍)
ティッカーNUGT
経費率1.17%
配当利回り0.91%
配当月12月
投資対象金鉱株
ベンチマーク Gold Miners Index
(GDMNTR)
価格93.13(記事執筆時)
最新の価格は→ヤフーファイナンス

NUGTは2倍のレバレッジをかけるため、現物資産のほか、先物やスワップなどの取引を活用しています。

長期チャート

以下はNUGTの長期チャートです。NUGTは「ブル」のはずなのですが、チャート自体は完全にベアになってしまってます。

ディレクション・デイリー・ゴールド・ブル2倍の長期チャート

ディレクション・デイリー・ゴールド・ブル2倍の長期チャート(対数グラフ)

面白いですね。なんだか売り建てしたほうが儲かりそうな感じがしますw

NUGTのパフォーマンスがさえない理由は、毎日のリバランスが影響しています(レバレッジETF特有の問題)

レバレッジ型ETFは「上がったら買い、下がったら売る」という順ばり戦略を自動的に実践している。順ばり戦略は株価が一本調子に動くときは有効だ。(中略)

現実には株価が一本調子で動くことは希で、普通は上下動を繰り返しながら推移する。そのため「上がったら買い、下がったら売る」という投資行動は結果的に「下手な売買」になりがちだ。

出典:レバレッジ型ETFの落とし穴 | ニッセイ基礎研究所

保有期間リターン

チャートからもNUGTの期待値はマイナスとわかるものの、敢えて保有期間リターンを求めてみました。

ディレクション・デイリー・ゴールド・ブル2倍の保有期間リターン

NUGTを1年間保有した時の最大リターンは+450%で、大きなリターンを期待できます。もし、コロナショックの底(2020年3月20日)から2020年8月13日まで5か月間保有すると、投資したお金は約3.5倍(利回り+350%)を実現できました。

一方でNUGTのリターンの中央値は-50%ほどで、運用年数によらず常にマイナスです。運用年数が2年を超えるとNUGTの期待リターンは急速に減ってしまい、5年を超えると確実に元本割れします。これは過去のチャートに依存するので、将来も同じとは限りませんが、ここからNUGTの株価が大きく戻るイメージはちょっと想像つかないですね。

参考までに、保有期間をもっと短くしたときの期待利回りも求めてみました。

NUGTの保有期間リターン(投資額のx倍。1以下は元本割れ)
保有日数中央値最大値最小値
1日0.9991.2400.507
3日0.9962.1260.342
5日0.9901.6760.209
10日0.9862.2150.166
20日0.9642.8170.139

1日保有した時点で、期待できる利回りの中央値はマイナスです。一方、3日保有するだけで投資したお金を2倍にできたケースもあります。ギャンブル性が高く、基本は負ける勝負だと個人的には感じます。

ここぞという時だけ買う

NUGTは常に撤退ラインを意識した上で、勝率が高いと踏んだ時だけ買うのがよさそうです。

個人的には「負けてもいいや」と迂闊にだらだらと保有していたので、もう少し戦略を改めたほうがよさそうと思ってしまいました。

こわいこわい。