KITCOのサイトに金鉱株の5年・10年ローリングリターン(保有期間リターン)でのパフォーマンスが紹介されていたので、それを見てみました。TSXなので、カナダ・トロント市場の金鉱株を集めた指数ですね。
5 Charts That Show Historic Value in Gold Stocks | KITCO
このグラフはおそらく1970年頃より前と後で分けて考えるべきです。70年より前は金本位制が採用されており、ゴールドの価格はある程度固定されていたためです。
金鉱株は「株式としての性質を持ちながら、ゴールドの価格推移で株価が決まる」といった特徴を有します。そのため、金本位制が敷かれていたころは値動きがある程度抑えられていたのに対し、廃止後はゴールドの価格変動に合わせてパフォーマンスも大きく変わっています。
このグラフを見ると、基本的には以下の記事でも触れたように、あるタイミングで大きく株価が上がり、またあるタイミングではほとんど利益がでないことがわかります。S&P500などのローリングリターンに比べ、パフォーマンスのばらつきが大きいのが特徴です。

一方、タイミングを逃すと何年も低迷な相場を経験することもわかります。グラフでは、特に1950年代、2000年代、2015年以降の3つの期間でローリングリターンの成績が悪くなっています。
冒頭のグラフを見る限り、基本的には長く保有するほどある程度のリターンを見込めるようには思います。しかし、例えば80年代初頭のピークで購入すると、それから20年経った2000年代でもマイナスリターンになってしまうなど、長期保有での不確実性は高いようにも感じます。
となると、個人的には長く持っても数年程度で、テクニカルも併用しながら売却タイミングを考えるのがいいのかなと。
一般的なインデックス投資などに比べると、難しさを感じますね。
※詳しい指数のデータを入手したので、自前でも検証してみました。
