ここではヴァンエック・ベクトル中小型金鉱株ETF(GDXJ)の話題を紹介します。
わざわざ中小型株と分けてあるのがかなりニッチですよね。
ちなみにGDXJは金融庁届け出済みのETFなので、国内のネット証券などで取引できますよ!
VanEck Vectors Junior Gold Miners ETF | VanEck
GDXJの基本的な特徴
正式名称 | VanEck Vectors Junior Gold Miners ETF (ヴァンエック・ベクトル中小型金鉱株ETF) |
ティッカー | GDXJ |
経費率 | 0.53% |
配当利回り | 0.32% |
配当月 | 12月 |
投資対象 | 金鉱株 |
ベンチマーク | Gold Miners Index (GDMNTR) |
価格 | 41.11(記事執筆時) 最新の価格は→ヤフーファイナンスを |
純資産 | 34億ドル |
GDXJは記事執筆時点で78の企業に投資します。そのすべてが素材セクターに属する金鉱株です。
★記事執筆時点の上位構成銘柄
- KINROSS GOLD CORP KGC US 6.17%
- NORTHERN STAR RESOURCES LTD NST AU 6.06%
- EVOLUTION MINING LTD EVN AU 5.50%
- GOLD FIELDS LTD GFI US 4.62%
- PAN AMERICAN SILVER CORP PAAS US 4.43%
- YAMANA GOLD INC AUY US 3.85%
- SIBANYE STILLWATER LTD SBSW US 3.63%
- B2GOLD CORP BTG US 3.54%
- SARACEN MINERAL HOLDINGS LTD SAR AU 3.05%
- FRESNILLO PLC FRES LN 2.56%
中小型株なので、バリックゴールド(GOLD)やアグニコイーグルマインズ(AEM)、フランコネバダ(FNV)のような著名な企業は含まれません。ニッチ感がいい感じに出てる気がしますw
国別でみると、ポートフォリオの44.65%がカナダの企業で、次に23.1%の割合でオーストラリア企業が含まれます。意外にもアメリカの企業は3.79%と少ないのも特徴です。
変わったところでは中国企業も少し含まれていますね。
パフォーマンス
Portfolio visualizerでGDXJのパフォーマンスを見てみました。
出典:Portfolio visualizer
出典:Portfolio visualizer
2010~2014年頃まで、GDXJは高いパフォーマンスを上げていました。配当金もGDXJのほうが圧倒的に大盤振舞でしたね。
ちなみに2020年以降の状況で見ると、GDXJよりもGDXのほうがパフォーマンスが高い傾向にあります。これをけん引しているのはバリックゴールド(GOLD)やアグニコイーグルマインズ(AEM)、フランコネバダ(FNV)のような著名な企業で、「破綻リスクを考えるとどうしても大きな企業を選ぶよね」という状況だと思います。
小型金鉱株に夢を託したいときに
当たったときに大きいのがGDXJの特徴かもしれないですね。