Twitterで信太郎さん(@nobutaro_mane )から「ニューモントの相場が軟調である」と教えてもらったので、ちょっと調べてみました。ニューモントは米国最大の金鉱株企業です。
Newmont(公式サイト)
2020年5月19日に2020年の見通しを発表
ニューモントは2020年5月19日に長期見通しを発表していました。単刀直入に言えば、生産量が減る一方で、生産にまつわるコストが増える見込みです。
出典:公式サイト
これによると、同社に帰属する生産量は当初6,400キロオンスをもくろんでいたものの、6,000キロオンスまで減少する見込みです。また、採掘に関わるコスト(AISC)は975ドルから1,015ドルへと増える見込みです。
生産量の減少とコストの増大の原因には、コロナウイルスの感染拡大を受けて、一時的に操業を停止した点と、感染拡大の防止策が影響しています。
この見通しでは、2020年第二四半期がもっとも生産量が少なく、もっともコストの高い四半期になるとも述べられています。
なお、2021年以降はコストは改善する見込みで、生産量も6,000キロオンス以上を維持し続ける方針だそうです。
現在のニューモントの株価チャートなど
出典:Trading View
ニューモントの株価は、ちょうど5月19日をピークに売られる傾向にありますね。おそらく2020年の業績の悪化が嫌気されたものと予想されます。
ただし、コンセンサスでは2021年の収益(Revenue)成長は+10.6%、EBITDAも+21.4%になると見込まれています。今後も金価格の上昇を見込むなら、現在の株安は追加投資のチャンスになるかもしれませんね。
ちなみにSeeking Alphaの記事では、金価格が1,800ドルに達した場合、ニューモントの株価は70ドルを超える可能性があると述べられています。
Newmont Time For A Pause | Seeking Alpha
今後どうなるかは気になるところですね!