ロイヤルゴールド(RGLD)の特徴や売り上げ推移などについて調べてみた

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2. 個別株銘柄分析

金鉱株ETF(GDX)の主要な構成銘柄の1つである、米国の「ロイヤルゴールド(RGLD)」について調べてみました。この会社は普通の金鉱株とはちょっと違うらしいぞ?

Royal Gold(RGLD)(公式サイト)

特徴的な点は、ロイヤルゴールド自体は採掘事業を有していない点です。そのため、会社としては小規模なのに、売り上げの額はすごい、みたいなことになっています。

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貴金属の「権利(ロイヤリティ)」を管理する会社

ロイヤルゴールド(RGLD)は貴金属の権利(ロイヤリティ)の管理・運用で収益を得る会社です。「採掘は行わないけど、権益は有している」みたいなところでしょうか。日本の商社みたいな事業形態ですね。

採掘事業は行わないので、この会社、社員数がなんと26人しかいないんです。少人数で上場企業を維持するってすごいですね。。

RGLDと他主要な鉱業系企業の従業員数

出典:https://www.royalgold.com/investors/events-and-presentations/default.aspx

同社の収益の受け取り方には「ストリーミング」と「ロイヤリティ」の2つがあります。

「ストリーミング」は採掘費用の支払いと引き換えに、鉱山で生産された貴金属のすべて、または一部を一定期間受け取れる権利です。例えば、同社はカナダのマウント・ミリガン鉱山の開発の前金として約8億ドル、採掘中の費用として金1オンスあたり435ドル、銅1トンあたりスポット価格の15%を支払うことで、同鉱山の生産物である金の35%、銅の18.75%を取得しました。

「ロイヤリティ」は出資した資源採掘事業者の収益の一部を受け取れる権利のことです。

ストリーミングは金属の市場価格を下回る金額を払い続けるのが一般的だそうです。一方、ロイヤリティはその必要はないそうです。

出典:金を採掘しない金鉱株「ストリーミング&ロイヤリティ」銘柄とは?

売り上げ推移

RGLDの売り上げ推移など

出典:https://www.gurufocus.com/stock/RGLD/summary

GuruFocusより引用した、ロイヤルゴールドの売り上げなどの推移は上記のとおり。Revenue(収益)は順調に増えています。2016年に大規模な投資を行っており、フリーキャッシュフローが大幅にマイナスになり、負債も増えました。が、翌年以降の返済スピードの速さにも驚きます。

ちなみに同社の売り上げの78%は純金を採掘する鉱山から生まれています。

国別の収益で見ると、特にカナダの鉱山からの収益が多くなっています。オーストラリアやアメリカなど、いくつかの先進国に分散されているため、新興国特有のカントリーリスク(紛争や政治的な介入)などの影響を受けにくいのも特徴です。

RGLDの国別売り上げ

出典:Annual report 2019

株価と配当金の推移

RGLDと類似企業、そしてGDX(金鉱株ETF)とGLD(ドル建て純金ETF)の2007年以降の株価を比較したものが以下のグラフです。

RGLDと他貴金属関連銘柄の株価推移

出典:yahoo finance

この期間、低迷が続いたGDXに対して、ロイヤルゴールドは13年間で約3倍のパフォーマンスを出しました。

また、ロイヤルゴールドの配当金は毎年増配されています。

RGLDの配当金の推移

出典:https://www.royalgold.com/investors/why-invest-in-royal-gold/Increasing-Dividends/default.aspx

ロイヤルゴールドの最近の株価だけ拡大すると以下の通り。

RGLDの最近の株価

出典:tradingview

2020年3月の下落では、前年100ドル以上あったロイヤルゴールドの株価は60ドルまで下落し、その後再び140ドル近くまで戻るというボラティリティの大きさにびっくりします。金の相場を見ながら、買いのチャンスをうかがいたいですね。

将来性など

ロイヤルゴールドが保有する主要な鉱山はまだ生産初期段階で、今後20年は耐用との見込まれています。加えて、同社はいまだ採掘前の鉱山の権利をすでに複数有しています

「必ず埋蔵されているとは限らない」とは述べられていますが。

資源価格の推移にはよるものの、今後しばらくは安定的な業績を期待できるのでは?と思います。