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Gold Miners Bullish Percent Indexで金鉱株の買われすぎ・売られすぎ水準を調べる

1. 金鉱株の基本

Gold Miners Bullish Percent Index($BPGDM)」という指数を調べると、現在の金鉱株セクターがどの程度買われているか(または売られているか)を知ることができます。相場の雰囲気を示す「Fear & Greed Index」の金鉱株版みたいなものかもしれません。

このBullish Percent Indexとは、「Point & Figure(ポイントアンドフィギュア)」と呼ばれるテクニカル分析手法から算出されています。詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

Bullish Percent Index | StockCharts

さて、肝心の見方ですが、Gold Miners Bullish Percent Indexは0から100の範囲で変化し、30を下回った後に新たに上昇すると買いシグナル、70を超えた後に新たに下落すると売りシグナルとされています。

参考までに2021年6月25日時点のBPGDMを見てみましょう。以下の画像は、StockChartsで公開されているものです。

$BPGDM | StockCharts.com

★グラフの説明

  • 上段:RSI
  • 中段:Gold Miners Bullish Percent Index(BPGDM)※
  • 下段:ストキャスティクス

※このグラフでは20以下を売られすぎ、80以上を買われすぎとちょっと厳しめに設定されています。

実際にGDXの株価とGold Miners Bullish Percent Index(BPGDM)の関係を示すグラフが下記です。

Gold Miners Bullish Percent Index

海外のサイトではGold Miners Bullish Percent IndexとRSIの併用を推奨するものが多いです。参考までに上記グラフは上段にRSIを掲載していますが、Gold Miners Bullish Percent Indexが30以下でRSIも30以下となったタイミングは2018年4月と2020年3月でした。たしかに圧倒的な買いのタイミングですねw

次のチャンスが来るのはいつの日か・・・といったところですが、長期的に金鉱株を追っていくならば、見ておいて損はなさそうです。