金鉱株をインフレヘッジに活用するのは難しい

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金鉱株と米国のCPIの比較1. 金鉱株の基本

金鉱株はインフレヘッジの役に立つか」を考えます。最初に結論を述べると、筆者自身は金鉱株をインフレ対策に活用するのは難しいように感じます。やはり「金が出たら儲かる」というロマンをもって投資するものかもしれません。

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金鉱株と消費者物価指数(CPI)との関係

冒頭画像は1993年以降のArca Gold Miners Index(配当抜き)と米国のCPI(Consumer Price Index for All Urban Consumers: All Items in U.S. City Average)の毎月の変動率を比較したものです。1993年9月をそれぞれ100にそろえています。

グラフの期間の金鉱株はボラティリティが大きい割にリターンが少なく、2020年7月末時点(グラフ右端)でCPIを少し上回る程度のリターンしかありません。切り取る期間によっては、金鉱株よりもCPIの上昇率のほうが高くなる場合もありそうです。

実際には配当を加えることでもう少し成績が良くなりそうですが。

つまり、金鉱株は株価が上昇したタイミングではインフレ率を超えるリターンを期待できる一方、条件がそろわないとインフレ率以下のパフォーマンスで終わる可能性もあります。「金鉱株でインフレヘッジ」は難しいように感じます。

ちなみに、2020年にバフェット氏が金鉱株を買った理由として、「金鉱株をインフレヘッジに使おうとしているのでは?」との意見があります。もしそうだとしたら、金鉱株の株価が急激に上昇することを想定しての投資なのかもしれませんね。

それでも金鉱株を選ぶモチベーション

まあ、ロマンですかね。。。w

実際のところ、緩やかで長期的な物価上昇に備えるなら、他の株式(例えばS&P500指数のようなインデックス運用)が無難ですし、急激で経済を破壊するようなインフレにはゴールドのほうが備えられるように感じます。

金鉱株をインフレ対策に活用することはおすすめしませんが、インフレ以上のリターンを出すなら、下記記事でも示したように短期勝負で活用するのが良いと思います。

金鉱株と金(ゴールド)のどちらに投資するかの判断基準
金鉱株とゴールドをどのように保有するのが儲かるかを、1993年以降の金鉱株と金(ゴールド)の価格推移から求めたので紹介します。先に概要だけ紹介すると以下の通りです。 ★金鉱株とゴールドのどちらを加えるか? 運用期間2年以...