ふと「紫金鉱業集団っていくらで買えるのかな」と思ったので調べてみたお話。
紫金鉱業は中国の金鉱株で、パプアニューギニアでバリックゴールドと合弁会社を作っていたりと、カナダの金鉱株とも関連のある企業です。
金額的理由で紫金鉱業を今すぐ買うつもりはありませんが、将来、香港株に手を出した時に、紫金鉱業株式の購入を検討するかもしれません。ってことで調べてみました。
1単元10万円ぐらいかかりそう
楽天証券なら、中国株も最低手数料550円(税込)から買えるよねっと。
なんと96,479円!売買単位が2,000株って結構大きいですね。
株価推移
紫金鉱業の株価の推移については以下の画像の通り。青線は米ニューモントです。
ニューモントとの比較を見ると、値動きに相関性があります。しかし、2020年3月以降に大きく株価が上がったニューモントに比べると、紫金鉱業の株価はあまり上がりませんでした。むしろそれよりも前の1~2月頃のほうが高値で推移していました。
同社の株価がさえない理由の1つは、香港と中国政府側の騒乱が嫌気されているのかもしれません。
業績推移
Gurufocusによると、紫金鉱業の売り上げは毎年きれいに増加する傾向にあります。一方、年々負債も大きくなっています。紫金鉱業は2018年~2020年にかけてもいくつかのカナダの金鉱株を買収しており、その買収のための費用を負債で賄っているようです。
一方、フリーキャッシュフローは2015年以降プラスの年が多めです。ただ、2018年には財務キャッシュフローがプラスになっており、借り入れた結果、フリーキャッシュフローがプラスになっています。おそらく、この借入が買収費用なんでしょうね。
配当は出るのかな
以下のページを見ると、2019年12月に期末配当として1株0.11香港ドル出ています。
取引単位が2000株、1香港ドルは13.94円として場合、約3,066円です。利回りは約3%で金鉱株にしては比較的高い部類になると思います。中国特有の投資リスクはあるものの、貴重な銘柄かもしれません。
なお、楽天証券のページによれば、香港の現地課税率は10%みたいです。